数ヶ月前にRaspberry Pi 5が日本でも発売された。以前からRaspberry Piを利用したおうちKubernetesに興味があり、Raspberry Pi 5を3台購入し構築した。Raspberry Piを利用したKubernetes The Hard WayはCyberAgentのリポジトリ が有名で今回参考にした。
github.com
構築時のバージョンはv1.29(最新はv1.30)だが、リポジトリで利用されているバージョンは古く、すでに廃止されているパラメータなどがあった。今回は、リポジトリで公開されている手順やスクリプトを一部改変したv1.29での手順を紹介する。また1から構築したのでRaspberryPiのセットアップから始める。
(CHANGELOGを見る限りではv1.30でも構築可能)
手順が長いため3回に分ける。今回はHard way前の準備編。
2回目はetcd
、kube-apiserver
、kube-controller-manager
、kube-scheduler
のデプロイ。
3回目はkubelet
、kube-proxy
、CoreDNS
のデプロイ。
- 購入したもの
- セットアップ
- OSイメージの書き込み
- 初期設定と事前準備
- Localeの設定
- パスワードとsudoers設定
- IPの固定とhostsの設定
- Swap off設定
- カーネルパラメータの設定
- cgroupの有効化
- 構成
- 終わりに
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